ミャンマーと仏のココロ

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ミャンマーでデング出血熱で入院。

ミャンマーでデング熱が大流行する可能性があるそうです。
去年2016年に比べ、今年2017年はデング熱患者が4倍以上に増えているそうです。

ヤンゴンの保健局によると、ヤンゴン管区内におけるデング熱の患者数は、2016年1月から4月末までは214人だったが、今年の同時期では954人に増えているという。

私も2年前、ミャンマーでデング熱になって入院しました。
死ぬかと思うくらい、体中が痛く、治癒に近づくにつれ体中がかゆかったです。
ミャンマーだけでなく、東南アジア、最近はハワイや日本でも流行ったらしいので気をつけてくださいね。
デング熱は重症の場合、身体のあらゆる穴から出血して死に至る場合もあるという恐ろしい病。

 この地球上で人間を一番殺しているのは、ちっぽけななのです。

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デング熱初期症状、風邪かと思ったら…

デング熱の始めの症状として、身体のだるさがありました。
その頃は、連日長時間の仕事だったのでちょっと疲れてるだけかと思っていました。
しかし日が経つにつれ、体中のだるさは増し、さらに熱っぽく風邪のような症状も出てきました。

普段から薬も飲まないので、ひたすら寝て治す作戦。
しかし、4日以上も38℃ほどの高熱が引かず、身体の節々が痛い
(デング熱は"break bone fever"とも呼ばれ、全身の骨が折れるように痛むと言う。)

こんなに体調崩すなんておかしいと思って色々ネットで調べて、デング熱とかエボラ熱とかにも目を通したけどこの時はあまりピンと来ず。。

(デング熱の潜伏期間は2~15日間で、私は毎日のように蚊に刺されていました。)
ついに5日目の朝、布団から立ち上がろうとしたら意識が飛んだ
目の前が真っ暗になり、その場に倒れてしまいました。
ミャンマー人スタッフに担がれて、病院に行く事に。

病院到着。何度も意識を失う。

意識を取り戻し、尿検査をするために立ち上がろうとすると意識が飛びそうになるのでトイレまで行けない。

トイレまで約10m。あと2mというところであたりまでゆっくり歩いたところでまた意識が飛んだ
(この時、血小板と白血球が著しく減少しており、横になっていないと頭に血液が回らない状態。)
尿検査断念。ベッドに送還。

その後はとりあえず何か食べなきゃということで、まずいお粥とまずすぎるENSUREというミャンマーではおなじみの栄養ドリンクをもらうも、吐きまくり。

 

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それでも何度も「飲まないと治らないよ!」というミャンマー人たち。
泣きながら「ごめんない、飲めないー!」と訴える私。

とりあえず薬を飲んで、少し解熱して、早めの就寝。
が、しかし。本当の地獄はここから。

治癒に近づくと、体中に湿疹。痒い!

夜中、全身が痒くて目が覚める。
以前、インドで南京虫に全身100カ所くらい刺されたときくらいかゆい。

身体にすこし湿疹が出て手足が腫れてる
寝ているスタッフを起し、再び病院へ。お尻に注射され帰宅。

痒さは止まらず、眠れない。
この時からデング熱を疑い始めた。
2時間ほどかけて血液検査の出来る病院へ。
血液検査の結果、デング出血熱、陽性
入院が決まり、点滴をされる。
デング熱の治療方法は点滴をしてひたすら回復を待つしかないらしい。

解熱してから、湿疹・かゆみが引かず、身体はだるい。
重症化すると、内蔵出血をして死んでしまうとネットで知り、そうならないようにひたすら安静にしていました。
解熱してから、デング熱が治る時に身体のかゆみが出るらしいのです。
熱よりもかゆさで頭おかしくなりそうでした!

長引く後遺症

全身の湿疹が引いてきた5日後、大事な仕事を控えていたために、無理を言って退院させてもらいました。
信じられないくらい体力が落ちていて、長時間の外出ができず、食事も喉を通りませんでした。

結局、体力が回復したのは2週間以上経ったあと。
デング熱の後遺症で、こういった症状が出ることもあるそうです。
もう本当身体がだるくて仕方なくて、仕事も家事も満足にできずストレスでした。

バックパッカーで、色んな国のスラム街を訪れ、何を食べても大丈夫だった私は自分を過信していました。
ちなみに、デング熱を媒介する蚊に刺されても免疫力が高ければ感染しないそうです。
弱った時、疲れた時は無理をしないことですね!