ミャンマーと仏のココロ

ミャンマーが恋しい。仏教のこと、観光、国際結婚とか色々

愛で壁を越えてけ!国際結婚のススメ

ミャンマー人と国際結婚しました。愛さえあれば…きっとなんだって乗り越えられるはず?

私はミャンマー人の男性と国際結婚して、もうすぐ1年が経ちます。2年前に旦那と出会うまでは、結婚なんてまだまだ先だと思っていたのに、まさかの国際結婚。今ではミャンマーと日本のハーフの可愛い娘ちゃんもいます。

結婚をして1年ほどの新米ですが、実際に国際恋愛を経て国際結婚した私の体験談をご紹介します。国際結婚の手続きと、外国人との結婚にまつわるメリットやデメリットについて書きます。

国際結婚・離婚ハンドブック―日本で暮らすために知っておきたいこと―

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国際結婚の手続き。婚姻届提出!

婚姻届って普通は紙一枚ですよね。よく「婚姻届提出、完了!」って幸せそうな新婚さんの写真見たことあると思います。

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国際結婚の人は紙1枚じゃ全然済まないですよー!私たちの場合は、紙10枚くらい色んな証明書が必要だったし、提出時にも「これ日本語訳してください」って言われてその場で訳す!みたいなてんやわんや。

【国際結婚するための必要書類と手続きはこんなかんじ】

<日本人の必要書類>
◆戸籍抄本と住民票

<ミャンマー人の必要書類>
ミャンマーまたは英文の書類は、和訳と翻訳認証が必要です。
◆ミャンマーのIDカード(NRC)とコピー
◆婚姻具備証明書または独身証明書
◆警察証明
◆パスポートとコピー
◆婚姻申述書(手続き窓口配布)

ふつうの日本人カップルはすぐに婚姻届を受け取ってもらえますが、私たち国際結婚カップルは区役所に婚姻届(とその他必要書類)を提出後、完了までに1時間くらい待機しました。笑
ちなみにミャンマー人にはFAMILY NAME(姓)がありません。
「アウンサンスーチー」さんは「アウンサンスーチー」でひとつの名前です。姓と名が分かれていないので、ミャンマー人と結婚しても名字は変わりません。なんかちょっとさみしい気も。

国際結婚のメリットデメリット

国際結婚って習慣や文化の違う人と一緒に生活していくことになります。
価値観も違うから、世界が広がるし、お互い知っていることが違うので、話す度に新しい発見があったりします。
「外国人って習慣や文化が違うから難しいよね〜」と思うタイプの人は国際結婚には向いていません。
私たち夫婦は「違うことこそ、面白い」と思っています。夫婦として家族として大事なのは、心で相手を愛し思いやり合っていることで、習慣に違いがあっても、お互いに理解しようという気持ちが必要です。

わかりやすいイラスト版国際結婚ガイドブック【第2版】

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また、結婚って自分と婚約相手だけでできることではありません。国際結婚も両家の家族を巻き込み、さらに親戚までも巻き込むことになります。

そうなると両家は「日本ってどんな国だ?」「ミャンマーってどんな国だ?」となるわけで、今まで全然気にもしなかった国のことを考えるようになります。

例えば私の母は、パリやハワイなどお洒落な観光地が好きでしたが、私がミャンマー人と結婚したために初めて後進国を訪れることになりました。
「こんな国があったなんて知らなかった」と50歳にして新たな世界を見たようです。
一方、旦那の家族は日本人の私を見て「日本人もミャンマー人みたいな顔だね」と日本人に親近感を持ってくれるようになりました。
日本の補聴器や血圧計などをプレゼントしたら、「日本の技術力はやっぱりすごい!」と大絶賛。私たちが国際結婚をしたら、両家の家族の世界も広がったみたいです。

国際結婚のデメリット

国際結婚のデメリットは、メリットでも書いた「習慣や文化の違い」です。人間の違いはメリットにもデメリットにもなりうるということです。このお互いの異文化を夫婦でどう捉えるかが、国際結婚の夫婦円満のカギになるはず。
メリットにもデメリットにもなりうる夫婦の価値観の違い。日本人夫婦の離婚原因にも多い「価値観の違い」。
国際結婚カップルに「価値観の違い」がないわけありません。国際結婚の場合、小さな習慣の違いが相手にとってはどうしても許せない習慣だったりして、それが許せない時に問題になりますね。

国際結婚をするなら、夫婦共々異文化に寛容だといいですね。私たち夫婦は、細かいことは気にしないタイプなのでお互いの変な習慣を見つけてもあまり気にしません。

蛇足ですが、私は以前今住んでいる田舎町から強制退去させられそうになったことがあります。
ミャンマーは2011年に民主化がなされるまで、外国人や外資系企業についても厳しい規制があったために、外国人の居住を許可していなかったからです。
政権交替後は、すこーしずつ外国人ビザや外資系企業の投資などの規制も緩和されてきているみたいですが。国によってはそういうトラブルに巻き込まれることもあります。 

国際結婚・国際恋愛のまとめ

国際恋愛・国際結婚は毎日が国際交流です。たぶん普通の日本人同士の結婚よりも、国際結婚には多くの壁があると思います。
文化や思想の違う両家の説得、まわりの人の反対、宗教の問題、結婚手続きが面倒くさい、滞在ビザが取得できない、などなど。

でもその面倒くさいのを乗り越えてまでも一緒にいたいと思えることが幸せなんだと思います。
ゼクシィのキャッチコピーでも話題になりましたが、

70億人が暮らすこの星で結ばれる。
珍しいことではなくても、奇跡だと思った。
結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです。

ひとりでも生きていける自分が、それでも一緒にいたいと思えるから、結婚するんですよね。
国際結婚や国際結婚って、めんどうなことも多いけど愛してるから、一緒にいたいから一緒に全部乗り越えていくぞ。
 

最後に素敵な文をご紹介します。

私たちは、違いを認めなければいけません。

違っている相手の考えの素晴らしさに気づかなければいけません。

自分の考えややり方を変えろと言っているのではありません。

他者の考えややり方を認めるのです。

 

結婚や恋愛は、

日本に仏教が伝来したときに似ているのかもしれません。

 

違う考え方が突然自分のテリトリーに入ってきた。
そこで違う考え方のすばらしさに気づき、混ざり合う事を選ぶか、

違いを認めず、相手に自分の想いを強要するか。

宗教で言えば、平和か戦争の選択。

夫婦で言えば、円満か喧嘩の選択。

他人なのです。違うのです。

性格なんて一致しないんです。

不一致に決まっているし、不一致のままでいいです。

その不一致である事を認め、いつの間にか混ざり合っていく。

性格の不一致で別れた。性格が合わないとしょうがないよね。

違うのです。

違いを認めきれなかった自分が悪かったのです。 

私も素晴らしいが、あなたも素晴らしい。

一緒になればもっと素晴らしい。

違いを認め、曖昧さの中で、素晴らしさを見つめ生きていく。

するといつの間にか混ざり合っていく。

ハタラクより) 

 

-国際恋愛・国際結婚のイロハ-外国人の彼と幸せになるために