ミャンマーと仏のココロ

ミャンマーが恋しい。仏教のこと、観光、国際結婚とか色々

仏のような旦那は虫も殺さない

仏教徒の旦那の話です。仏教で生き物を殺すことは「殺生」といい、大きな罪とされています。ですので、旦那はその仏教の思想沿って生き物に優しく、虫にも優しく接しています。生き物を殺さないことはもちろんのことだと思うのですが、本当に全ての生き物と共存していくって難しい。

蚊も殺さないから私が死にかけた。

当然、蚊も殺しません。部屋の中に蚊が飛んでいても、サッと払いのけるだけ。サッと払いのけても、蚊は部屋の中にいて諦めもせず刺しにかかってくるんだから、払いのけ続けなければ絶対いつか刺されます。部屋の中で飽きもせず、何度も何度も蚊を払う旦那。

そして、結婚して間もない頃。「ほらほら、また殺してるよ!」ふつうに蚊を殺していた私に、めったに怒りを見せない旦那が厳しめに注意。
今までの人生で100匹以上は殺したと思うよ、彼からしたらとんでもなく罪深い私。今では、旦那と部屋にいる時は蚊を殺しません。

旦那に見えないように、壁に止まった蚊を静かに殺すことはあっても両手で「パチンッ」なんて殺すことは許されません。ですがある時、私は蚊に刺されてデング熱になって死にかけることになりました。

身体を這ってきたアリは優しく自然へ返してあげる

ミャンマーの田舎でふつうに生活していて、気づくと腕や足にアリが歩いています。パッと払いたいところですが、旦那は優しく手のひらに乗せて近くの木に返してあげます。

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そして、アリは当然床にもいるわけで。「あぁ!殺しちゃった!!」
アリを踏んづけて殺してしまったことを毎回悲しんでいます。まぁ確かに、アリを踏んじゃったら「やってしまった」と思わないことはないんだけど。いつも何事かと心配するくらい悲しがっています。

料理に入ってきた虫も救ってあげる

ミャンマーで食事をしていると、結構な頻度で小さい虫が料理の中に飛び入ってきます。油だらけのミャンマー料理の中で、溺れて死んでしまうのがほとんどだと思うのですが、旦那は必死で助けます。

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「わ、死んじゃうよ!なんで入ってくるんだ!」スプーンで救ってあげて、油をとってあげようと頑張ってます。そして結局動かなくなって死んでしまった時の、旦那の悔しがり具合。どこまで優しいんだ、この人は。

優しいゴキブリの対処法

ここミャンマーの田舎には虫がたくさんいます。コオロギ、ヤモリ、バッタ、毛虫、カメムシ、蛾などありとあらゆる虫に遭遇します。
もちろんゴキブリもいて、さすがに部屋に入ってきたら放置するのもこわいので(娘もいるし)旦那に外に出してもらうようにお願いします。もちろん殺したりなんかしません。その対処の仕方も、仏心にあふれていました。

①私が洗濯して綺麗にたたんでしまってあった取り出す
②そのタオルを優しくゴキブリの上にかける
③ゴキブリをつぶさないように両手でタオルごと包み込む
④外の地面にタオルを置き、ゴキブリが出てくるまで待ってあげる
優しい。ゴキブリにまで優しすぎる。

賛否両論、命に差はあるのか

虫だって、大切な命。仏教徒でなくとも、アリとかゴキブリとかむやみに殺す必要は私もないと思う。でも、蚊にはやっぱり刺されたくない。

刺されたくないからって、簡単に殺すのは人間のエゴなのかな。旦那が真剣だから、私もちょっと真剣に悩んでしまいます。飛んでいる蚊を見て、殺すか殺さないか迷う毎日です。どう思います? 
とりあえず殺さないタイプの日本の蚊よけグッズがほしいです。

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