ミャンマーと仏のココロ

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ワンオペ育児って何?主婦に休みはないのですか。

最近「ワンオペ育児」という言葉を知りました。
意味は、飲食店などの店舗を従業員がひとりでまわす「ワンオペ(ワンオペレーション)」から派生した言葉らしいです。

家事育児などを全てひとりでこなすなんてって無理でしょ。
私も「ワンオペ育児」が辛いと思うママでした。

うちは夫婦共働きで、私は在宅勤務だけど、保育園にも行ってない。

つまり家事も育児も仕事もひとりで全てこなさなければならない。
毎日トイレにダッシュ、料理を作る暇なんて無し、ご飯をかき込み、ゆっくりお風呂にも入れない。

娘が寝ている少しの間に、できるだけ仕事を済ます。娘が起きてる間はできるだけ仕事せず、ちゃんと娘とあそぶ。

休む暇なんて一瞬もない。


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私のワンオペ育児の1日スケジュール。

朝6:00 娘の起床とともに起きる。
(旦那はまだ寝てる。呆れるほど眠りが深いので、夜中も娘が起きても絶対に起きない。)

朝起きるとウンチをすることが多い娘。ウンチまみれになりながらオムツを替える(旦那は私たちがバタバタしてても、ウンチが臭くても起きない。)そして授乳。

7:30 朝ごはんの準備。
娘をバウンサーに乗せてあやしながらテキトーに朝ごはんの準備をする。
旦那が起きてきて、ごはんを食べて、仕事に行くのが遅れないように急かす。

9:00 旦那をお見送り。
すぐ家事に取りかかる。娘の様子を見ながら、部屋の掃除・食器洗い・洗濯など家中走り回って、家事をする。

10:30 娘の離乳食を作って食べさせる。その後授乳し、寝かしつけ。

12:00 娘が上手く寝てくれたら、仕事に取りかかる。仕事しながら昼ごはんをかき込む。

13:00 娘、お目覚め。最近は1時間寝てくれれば長い方。私の仕事は1時間以上継続してできない。全然集中できないし、仕事は全然進まない。

14:00 娘と遊ぶ。本を読んだり、歌を歌ったり、散歩したり、娘との楽しいあそびの時間。

16:00 再び娘が眠くなってきたら、寝かしつけ。寝かしつけに1時間かかることも。寝ている間には仕事を進める。

17:00 夜ごはんの準備
泣いたり叫んだりしている娘をなだめながら、夜ごはんの準備。抱っこ紐に娘を入れて、買物に行く事も。

18:00 娘を抱えながら、夜ごはんを食べる。その後寝かしつけの前に娘とあそぶ。

20:00 娘寝かしつけ。ちょくちょく起きそうになる娘を気にしながら、仕事に取りかかる。

24:00 娘の授乳。急ぎの仕事が無ければ一緒に就寝。

3:00 夜中の授乳。

娘と2人きりだから、娘から片時も目を離せないし、一瞬も休める時がない!
夜も娘がちょくちょく起きそうになるから、気が張っちゃってぐっすり眠れない。 

育児は仕事じゃない。ひとりでこなせる業務じゃない。 

育児って飲食店などの業務をひとりでまわすくらい大変。
でも、育児って仕事じゃないし、ひとりでまわす業務ではないですよね。

私が住んでいるミャンマーでは、育児は家族総出でやることです。
日本のような核家族ではなく、何世代もが一緒に暮らし、近所には親戚もたくさんいます。

なので、赤ちゃんがひとり生まれれば、お母さんの家族はもちろん(つまりおばあちゃんおじいちゃんや伯父さん伯母さん)お母さんやお父さんの兄弟姉妹の家族も、
大勢の人が育児の手伝いをしに来てくれます。

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そして、いつも家にはお母さんの他に数人がいてみんなでわいわい育児をする姿がミャンマーにはありました。
日本も昔はそういうふうに、家族みんなで育児をしていたのだと思います。

今の日本はこの「ワンオペ育児」が話題になるほど、たったひとりで全てをこなして、破綻しそうなママが多くなってしまいました。

独りじゃない育児は面白くて楽しい

私はミャンマーに移住してきて、家族が近くに誰もいない、近所に知り合いもいない。
そんな孤独まっただ中でした。

でも、そんな私は赤ちゃん大好きミャンマー人たちに助けられたのです。
外国人がひとりで、誰の助けも無く赤ちゃんを育てている。

すると、休みの日はスタッフが娘を預かってくれるし、近所のおばさんたちも娘の面倒を見てくれるようになりました。

初めの頃は、ひとりで育児するのはつらいと思っていました。まさに「ワンオペ育児」の時は本当に、心休まる時がない。

でも今は、ひとりではなく色んな人が娘を見てくれるので頑張れます。

「よくおしゃべりするね~」「よく食べてえらいね~」とか言ってもらえると嬉しい。娘のことを話してくれるのは嬉しい。

気づいたのは、「自分ひとりだったらイライラすることも、他の人がいたら面白がれる」ということ。

ミャンマー人の性格もあるかもしれませんが、
例えば、離乳食をあっちこっちにこぼれてしまった時、私ひとりだったら「あーあ、汚さないでよー」と思うかもしれません。
でも、ミャンマー人は「わー!あっちこっちごはんつけちゃって大変だな~!あっはっは!」というかんじで笑ってます。

おしっこで服や床が汚れてしまった時も「あはっはっ!おしっこ出て気持ちよかったー?」とイライラする素振りなんて全くありません。

そんな人たちと過ごしていたら、私がひとりの時もイライラすることは減り、泣き続ける娘にも、冗談を言って笑わせられるようになりました。

育児って、寝れないし、時間に追われるし、身体的につらい時はもちろんあります。でも、大切な自分の子どもの育児、どうせなら楽しんでできたらいいですよね。

「育児を楽しむ、娘と今しかない時間を楽しむ」そう心掛けるようになりました。

 

育児が辛くなったら、外へ出てみませんか?

「ワンオペ育児」でしんどい人、家にこもってないで外に出てみませんか?
少し家事が終わってなくても細かいことは気にせず、ママは外の空気を吸ってリフレッシュして、子どもはいつもと違う景色で楽しいはず。

赤ちゃんがいても、友達とごはんに行ったり、ウィンドウショッピングしたり積極的に外に出ると気分転換になり、多少の育児の疲れも吹っ飛ばせます。

ひとりでつらい時は、たまにはベビーシッターや家事代行を頼んじゃいましょう。
まずはママが少しでも心のゆとりを持つことが大切。
誰かに育児を手伝ってもらうことは、ママにも子どもにも良いことです。

子どもはママがつらい顔しているより、笑っている顔の方が好きだから。

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積極的に外に出て、頼める時は他人に娘の面倒を見てもらうことで「育児が楽しい!」「娘の行動ひとつひとつが可愛い!面白い!」と思えるようになりました。

「ワンオペ育児」なんて日本らしい造語。
楽しめるはずの仕事も育児も、ひとりでやったらつまらないものになってしまいます。

さ、今日も目が回るほど忙しいけど、仕事も育児も精一杯がんばりまーす!

家事代行マッチングサイトSHS