うつ熱って何？1,2歳の子どもが熱中症になった時の症状と対処法。

梅雨が明けると本格的な夏がやってきて、どんどん気温も上がってきますよね。

暑くなってくると、心配なのが熱中症や日射病。

私の子どもも生後10ヶ月頃、気温40度の猛暑のなか、熱中症の症状であるうつ熱になりました。

夏の暑い気温のなか、まだ幼い子どもは体温の調整がうまくできなくなってしまいがち。今回は、赤ちゃんの熱射病・うつ熱の基本情報と体験談をご紹介します。

真夏日に子どもが発熱？うつ熱とは何か？

真夏日に外の気温が高いなか、子どもが熱中症になって発熱するという経験をしました。
そもそも一般的によく知られている風邪の諸症状である「発熱」と、熱中症の一症状である「うつ熱」はそれぞれ原因が違うそうです。
「発熱」とは、
風邪などの症状で、体の中のウィルスや病原菌などをやっつけるために、免疫システムが体温をあげ、熱を出す。

一方「うつ熱」は、
病気が原因ではなく、高温多湿な外部環境や、洋服を着せすぎたり、外的な要因で身体に熱がこもってしまう状態。

普通の環境であれば、気温は体温よりも低いはず。
しかし気温が37℃を超え、体温よりも気温が高くなった場合、人間の身体は熱を外に逃がせなくなり、放出できない熱は身体にこもってしまいます。

体温調整機能が未熟な乳幼児などは、特にうつ熱になりやすいとのこと。

気温35℃越え、子どもの体温は40℃

外の気温は毎日35度以上にもなった日、生後10ヶ月の子どもはいつも通り元気にしていると思ったら…あれ身体が何か熱い？
さっきまで元気だった娘が、ちょっとぐったりしていました。

体温計で計るとなんと40℃！！
恥ずかしながら、熱射病でうつ熱になるということを知らなかった私は「風邪かな？」と思っていました。

でも、暑すぎて発熱ってどういうこと？そして調べてみると、熱射病などで発熱する「うつ熱」の症状だと気づいたのです。
暑い夏の日は、体温調整が苦手な子どもにはこまめに水を飲ませたり冷えピタなどをするといいでしょう。

ケンユー お子様の急な発熱時 熱中対策 脇の下冷却袋 わきアイス 幼児・小児用

うつ熱になった時、３つの対処法

生後10ヶ月の娘がうつ熱になった時、日曜日だったし外はとにかく猛暑だったのでとりあえず家で応急処置をすることに。
「うつ熱」に解熱剤は効きません。
解熱剤は末梢血管を拡張する作用があるため、むしろ症状を悪化させてしまう可能性があるそうです。
うつ熱の応急処置を調べて、とにかく身体の体温を下げる対処を行うことにしました。

１.涼しい場所に移動する

うつ熱は、体温より高い気温の暑い外部環境によって引き起こされます。うつ熱の症状があれば、風通しのよい涼しい場所で休みましょう。

２. 着せ過ぎの服や布団をとる

うつ熱になると身体が高温になるので、できるだけ涼しくして、服は着せすぎず、うすいタオルケットのみをかけてあげましょう。
濡れたタオルや保冷剤にタオルを巻いたものを、脇や首、太ももの付け根を冷やすと身体の熱が下がりやすいです。

３. 水分補給

水が飲める状態であれば、水をたくさん飲んで、汗をかいたり、おしっこすることで身体の熱さを中から冷ますことができます。
うつ熱の時は、ポカリなどの経口補水液はさらに効果的。

大塚製薬 ポカリスエット 74g×5袋

解熱剤は使わない、赤ちゃんは要注意のうつ熱！

繰り返しになりますが、うつ熱に解熱剤は使えません。
娘も薬は飲まず、なるべく涼しいところで、こまめに水を飲ませるようにしました。

ゆっくり休ませたら、2日後には熱も下がりました。体温が40度近くになってしまった時は驚きましたが、心配であればすぐに病院に行くことをオススメします。

小さい娘が熱中症になってしまい、もう少し子どもの体調管理に気をつけてあげればよかったな、と反省しました。

暑い夏の日はいつも以上に水分補給をこまめにしたり、身体が熱くなりすぎないようにタオルで拭いてあげれば良かったです。
小さな赤ちゃん熱を出すと、心配でしょうがないですよね。これからの季節、くれぐれも熱中症やうつ熱には気をつけていきましょうね！