ミャンマーと仏のココロ

ミャンマーが恋しい。仏教のこと、観光、国際結婚とか色々

近所の貧しい子どもたちとの付き合い方

ミャンマーの田舎町に住んでいます。近所に貧しい子ども達たちがいます。

私が住んでいるところはスラム街とかではなく、いたって普通の住宅地なのですが、前から気になっている2軒先の家の子ども達がいます。

貧しい子どもたちとは関わるな?

見るからに汚いし、服はボロボロだし、いつも鼻水たれてるし。いかにもお金持ちの子ではなさそうな風貌。
その子ども達は軒先でいつも遊んでいるので、私も家の前に出れば話をします。
私は生後7ヶ月の娘を抱えながら、彼らのお母さんと話すこともしばしば。

でも、あまり良く思っていない人もいるようで、近くに住む大家さんからは「汚い子どもたちと遊ばない方がいい」と言われ、「日本人が汚い子ども達と仲良くしてる」って近所でもちょっとした噂にもなっていたみたいです。

その貧しい彼らは変な集合住宅に住んでいます。ふつうの一軒家が建つほどの敷地に、竹で作られた簡素な家が6軒連なっています。そこに子どもも含めて30人くらいの人が住んでいます。
0歳~15歳くらいまでの子どもが15人以上。ひとつの家は3畳~8畳ほど。
1軒の家賃は日本円にして2000円~3500円とのこと。トイレ2つ・水浴び場・台所は30人で共同使用。

仕事がない、旦那さんが亡くなった、家族が病気、などそれぞれの事情を抱えてこの集合住宅に住んでいるそうです。私は子ども達やお母さんと仲良しなので、よく家にお邪魔します。
(家の中にお邪魔するスペースはないので、それぞれの家の前で立ち話なのだけど。)

子ども達が家の中で遊べるスペースはなく、だから夕方暗くなるまで外で遊んでいるのです。

子どもに責任はない

私は学生の時に、バックパッカーでアジアを旅していてストリートチルドレンたちとよく関わっていたので、「貧しい汚い子ども達」への抵抗はそこまでありません。
むしろ、そういう子ども達のために何かできないかと積極的に話しを聞くような姿勢でした。

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それは今でも私だけだったら、子どもがいくら汚かろうが気にせずに一緒に遊びます。
でも、最近ちょっと困っているのが、その貧しくて汚い子ども達と自分の生後7ヶ月の娘のこと。
汚い子どもたちは、娘にも優しくしてくれて、抱っこしたり顔を触ったりキスしたりしてくれます。

気持ちは本当に嬉しいのだけど、まだ生後7ヶ月の娘は大丈夫かな?と心配になっています。服は汚れているし、オムツなんてしてないからおしっこくさい。
野良犬とじゃれてあそんでいるし、手で鼻水ぬぐってる。
その手で娘のほっぺたをペタペタ触ってくれる。

日本みたいに過剰な除菌殺菌は求めないけど、犬とか鼻水とかは病気になりそうなレベルだから本当は避けたい。
娘がもう少し大きくなって、色んなバイ菌に抵抗がつけば問題ないのかもしれないけれど。今のところ「やめてね。」とは言えなくて、なんとなく娘を避けるようにしちゃってます。
近所の人には「近くにいたら、赤ちゃんにしらみがつくよ」と言われ、さらに心配になってしまうことも。

心配なら、付き合いを辞めればいいと言われるかもしれないけど。その子どもたちが、他の大人たちに「汚いからあっち行け!」って言われているのを見て、自分も同じことはできないなって思ってしまいます。

子ども達は自分のせいで貧しいわけじゃないし、子どもは誰でも大人に大切にされるべき存在だと思うんですよね。私が「娘に触らないで。」なんて言ったら子ども達は悲しむかな。
そんなこと言えない。

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