ミャンマーと仏のココロ

ミャンマーが恋しい。仏教のこと、観光、国際結婚とか色々

日本で子育てするの辛すぎません?

1月11日の朝日新聞の掲載記事を見て、心が痛いです。

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店内でいきなり授乳に戸惑う
大学院生 草野萌(神奈川県 23)

私はショッピングセンターにある飲食店で、アルバイトをしている。
ベビーカーを持って入れる店なので、乳幼児や小さな子どもを連れた母親の利用がとても多い。
最近戸惑っているのは、店内で授乳を始める母親がいることだ。
ショッピングセンターには、授乳室やキッズルームなどの設備が完備している。
それなのに、店に入ってきて、注文する前から授乳を始める母親がいる。
いかかがものかと思ってしまう。

ケープなどで隠しながら授乳する人が多いが、それでも目のやり場に困る。
注文を取ったり、食事を提供したりする際にも、ためらってしまう。

ショッピングセンターには子ども連れを歓迎する雰囲気があるので、注意をするわけにもいかない。
私には、なすすべがない状況である。 
私は出産や育児を経験したわけではないので、「未経験者には分からない大変さがある」と怒られるかもしれない。

 でも、授乳は授乳室でしてほしい。
このような意見があることを知ってほしい。

 twitterなどでも賛否両論、話題になっているそうです。要するに、授乳はケープを使っていたとしても公共の場ではするな。授乳は授乳室でしかするな。ってことですよね。

日本、こわい。ショックでした。授乳がそんなに人を困らせる行為だなんて、思っていませんでした。授乳ってそんなに迷惑行為ですか?私も日本に行った時、飲食店で隠しながら普通に授乳しちゃってました。不快にさせたら申し訳ない。

授乳室って赤ちゃんとママのためだと思ってた。

日本に行った時、授乳室があると聞いて行ってみました。「さすが日本!めっちゃ綺麗だし、私も赤ちゃんものんびり授乳できる!」と思いました。

人の多い場所などは、騒々しくて赤ちゃんがおっぱい飲むのに集中できないことがあったので、個室があれば赤ちゃんも気が散らなくていいな。と感激しました。でも、授乳時の周りからの目を避けるため。
日本ではそういうネガティブな要素の方が強いのですね。

授乳室があるショッピングモールなどでも、混んでしまって利用できないこともあります。赤ちゃんはお腹がすいてしまったら待てません。赤ちゃんがお腹すいたらすぐにおっぱいをあげたい。泣いてるのをなだめながら、授乳室を探す、授乳室が空くのを待つなんて、かわいそう。
無理です。迷惑だって思われるのも悲しいけど、おっぱいをあげるしかないです。あげない選択肢はないんです。

赤ちゃんが頻繁に外出できるようになるのは、大体生後3ヶ月くらいからかな。出産を終えたママもいつも赤ちゃんと部屋に引きこもっていては憂鬱。気分転換に外出もしたい。

生後3ヶ月なら2~3時間毎に授乳が必要。2,3時間ごとに授乳室を探して駆け込まなければならないなんて、大変。赤ちゃんがお腹空いたらすぐに母乳を飲ませてあげたい。もしくは飲ませないと泣き止まないし。

授乳室で授乳は当たり前?

私の住んでいるミャンマーには授乳室というものはありません。授乳するのに特別に部屋が必要という概念自体ありません。そして、授乳ケープというものもありません。
別に他人の目を気にしなくてもいいし、他人も私が授乳することを気にしないからです。

ミャンマーのお母さんたちはどこでも堂々と授乳しています。近くにいる人たちは授乳という行為を特別気にかけることはありません。

Twitterでは、

@sandykeih  子供無しの53歳女性です。授乳気になりません
昔はもっとおおらかに授乳してましたね、街中でも。子供だった私は、乳首が隠れているので、水着やタンクトップの延長って言う風に見ていました。

という意見もあります。今のミャンマーのように、昔の日本に授乳室や授乳ケープなんてなかったと思います。

人前で授乳するのが普通のミャンマーは異常ですか?ミャンマーでは、人前で授乳しても何も言われないのが当たり前です。

ミャンマー人の旦那に一連の話しをしてみると、「日本の赤ちゃんはかわいそうだね。」赤ちゃんはかわいそうだし、お母さんも大変だよね。

一概に全てがわるいなんて言えないけど、電車で赤ちゃんが泣けば迷惑、赤ちゃんお断りの飲食店、授乳は授乳室のみ、小さな子どもを持つお母さんたちにとっては結構大きな問題だし、ストレスになると思うのです。

社会全体で未来を作る子どもを育てる

ミャンマーでは赤ちゃんが国の宝として扱われます。子どもがいなくなったら、未来はありませんからね。

赤ちゃん連れて歩いていると「かわいいー!かわいいー!」
すれ違う人すれ違う人に「かわいい!」を連呼され、「何ヶ月?女の子?男の子?」とたくさん話しかけられ、とても優しくしてもらえます。

ミャンマーでは家族が多いこともあり、赤ちゃんに接する機会も多く、ミャンマー人みんな赤ちゃんを抱くのが上手です。日本では核家族で住んでいることも多く、赤ちゃんや子どもと触れ合う機会がすごく少ないのだと思います。
だから赤ちゃんの抱き方を分からない人が多い。そして、赤ちゃんがどんなものか知らない人が多い。

この投書は23歳の女性からの意見。私と3歳しか違わない。

そりゃ、子どもを持ってないと分からないこともあるかもしれないけど。でも、子どもに優しくない社会に未来はないと思う。

自分が子どもの時、どれだけ周りに大切にされたか。どれだけ大切にされなかったか。
それが今の大人たちを作っているはず。

ミャンマーという国は、子どもをとっても大切にします。子どもだった彼らが大人になった時、自分がしてもらったのと同じように子どもを大切に可愛がります。

そういう幸せのサイクルがこの国にはある。日本はどうなんだろう。

私が日本にいたら辛すぎると思う。っていうか日本のママさんたち、辛いですよね。子育てってすごく大変。
ひとりぼっちでできることじゃないし、孤独で頑張ることじゃないと思うのです。社会全体で子どもを育てるような気持ちでいたい。

ミャンマーで子どもを連れていると、知らない人までも娘に優しくしてくれて、にこにこ笑いかけてくれて、嬉しい気持ちになります。
日本では、子どもを連れてどこか行くのにいちいち気を使い、時には心ない言葉を浴びせられることもあります。

この差はなんでしょう、子育て楽しみたい人はもうみんなミャンマーに来たらいいと思います。

 

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